2016.6.27−7.9■林 嘉一 展

■略 歴
林 嘉一/ HAYASHI Yoshikazu

「それは、薊でなければならなかった」
 これはある小説の書き出しだ。僕はこの一文が好きすぎて、
 小説のあらすじすら思い出せないほどだ。
 つまらなかった訳ではなく、むしろとても面白かった記憶もあるのだが、
 この一文に出会った時のワクワクに全てが集約されてしまったのだ。
 そのギターの1フレーズに、その歌い出しの声に、その表情の演技に、
 そのデザインに、出会った瞬間心惹かれる経験をしたことが、きっとあなたにも
 あると思う。瞬間でいいなと感じ、繰り返し味わってもやっぱりここがたまらない
 んだよなーと感じるような何か。一瞬、一部にして、全体を代弁し得るような何か。
 そのような感覚を想起する作品を生み出したいと思う。

 

  【個展】
2003 Oギャラリーeyes (大阪) (’04、’05、’06)
2006 Gallery Den (大阪) (’07)
2008 Gallery Den 58 (大阪)
2010 2kw Gallery (大阪) (’11、’12、’13、’14、’15)
2013 ギャラリー アトレオ (大阪)
2015 Gallery Den mym (京都)

【グループ展】
2003 第14回 関口芸術基金賞 (柏市民ギャラリー、千葉)
    県展 (兵庫県立美術館王子分館、兵庫)
    “Daydream believer.自律する光の記憶” (gallery coco、京都)
2004 トゥールビヨン2 part1 (Oギャラリーeyes、大阪)
    シェル美術賞展2004 (代官山ヒルサイドフォーラム、東京)
    2006 ART WAFERS-21世紀絵画の重層性- (CASO、大阪)
    uneasiness W (信濃橋画廊、大阪)
    Visual Sensation vol.2 (Gallery Den、大阪)
    2007 百花繚乱 (兵庫県立美術館ギャラリー、兵庫)
        シェル美術賞展2007 受賞者コーナー (京都市美術館別館、京都)
    2011 2kw変電所計画 (2kw Gallery、大阪)
    2013 worldmaking “100年前の空”より (2kw Gallery、大阪)
    2015 下町芸術祭 “with PAINTER” (アスタくにづか,神戸市立地域人材支援センター、兵庫)
 
    【受賞】
    シェル美術賞展2004 尾崎信一郎審査員奨励賞

【2kwでの過去の展覧会】
  2015.6.29−7.11
  2014.6.2−6.14
  2013.05.20−06.01
  2012.05.28-06.9
  2011.06.13-06.25
  2010.5.17-5.29