2021.9.4-9.26 黒瀬剋『流動の絵画の方へ』

黒瀬剋
『流動の絵画の方へ』



会期:2021年9月4日(土)-9月26日(日)
時間:12:00-19:00(最終日17:00まで)
月火水 休廊
 
私の絵画はいつもイメージの途上の最中にあって、 そこに観る者の生の途上の視線が重なると絵画と しての出現を果たすことになる。 その姿はいつも完結する満足感を欠乏させたまま次の場所へ推移し ようとする予兆を孕んでいる。 だから私はそれらの作品を流動の絵画と呼ぶことにしたのだった。 流 動の絵画はこれまでの出所もこれからの行き先も地続きのままにあえて放逐してあるから、その流れ の只中に身を投じれば自ずと制作の場が推進できるよう意図されている。 そこで成されるのはその画 面の中から私に向かってやってくる新たな「意味」 のようなものを発生させることである。 それは私 の絵画という場がなければ発生しなかったはずのそれ以前にはなかった 「生まれたての意味」 のよう なもので、 私の絵画の中に見い出された時点で初めて与えられるような思いもかけないものたちなの である。
 
黒瀬剋/KUROSE Masaru
 
1952〜
 
<個展>
2015----ギャラリー開(神戸)
--------ギャラリー・アミ・カノコ(大阪)
2014----ギャラリー開(神戸)
2012----ジョージ・ローソン・ギャラリー(ロスアンゼルス・U.S.A.)
--------ギャラリー開(神戸)
2011----ギャラリー開(神戸)
--------ギャラリー凹凸(西宮)
2010----ギャラリー開(神戸)
---------ジョージ・ローソン・ギャラリー(サンフランシスコ・U.S.A.)
2009----ギャラリー開(神戸)
2008----ギャラリー開(神戸)
2007----ギャラリー開(神戸)
2006----ギャラリー開(神戸)
2005----ギャラリー開(神戸)
1993----ステゴザウルス・スタジオ(名古屋)
1992----ステゴザウルス・スタジオ(名古屋)
1991----ステゴザウルス・スタジオ(名古屋)
1990----ステゴザウルス・スタジオ(名古屋)
1989----ステゴザウルス・スタジオ(名古屋)
--------オン・ギャラリー(大阪)
1988----ステゴザウルス・スタジオ(名古屋)
--------シテイギャラリー(神戸)
1987----オン・ギャラリー(大阪)
--------シティギャラリー(神戸)
1986----信濃橋画廊(大阪)
--------ギャラリー・ノース・フォート(大阪)
1985----シティギャラリー(神戸)
1984----ギャラリー16(京都)
1983----シティギャラリー(神戸)
1982----信濃橋画廊(大阪)
1981----シテイギャラリー(神戸)
--------ギャラリー手(東京)
1980----ギャラリー16(京都)
1979----ギャルリー・キタノサーカス(神戸)
1978----ギャラリー・サードフロア(京都)
 
<グループ展・企画展>
2 012----TUBULANCE(ジョージ・ローソン・ギャラリー・U.S.A.)
2009-----アクア・マイアミ・アート・フェアー(マイアミ・U.S.A.)
---------架空通信「百花繚乱展」2009(兵庫県立美術館・神戸)
2008-----絵画-平面を巡る思考-(ギャラリー開・神戸)
2006-----表現の位相-6人の方法-(ギャラリー開・神戸)
1997-----'97兵庫の美術家展(兵庫県立近代美術館・神戸)
1992-----'92兵庫の美術家展(兵庫県立近代美術館・神戸)
1990-----第3回アクリラート展(目黒区美術館・東京)
1989-----絵画論的絵画2<機能する形態>尾崎信一郎企画(ギャラリー白・大阪)
---------RECENT WORKS'89(信濃橋画廊・大阪)
1988-----'88兵庫の美術家展(兵庫県立近代美術館・神戸)
---------第6回大阪現代アートフェアー'88(大阪府立現代美術センター・大阪)
---------絵画論的絵画<力としてのイメージ>尾崎信一郎企画(ギャラリー白・大阪)
1987-----11月の東風(P&Pギャラリー・ソウル)
1986-----ART BRIDGE(シティギャラリー・神戸/
-------- ヒモヴィッツ・ソロモン・ギャラリー・サクラメント・U.S.A./サンチカホール・神戸)
---------今日のドローイング展(信濃橋画廊・大阪)
---------サマー・フェスティバル(信濃橋画廊・大阪)
1985-----積極的なタブロー展<ll>/ヨデンマモル企画(信濃橋画廊・大阪)
1983-----THE EXHIBITION OF MINIATURES[14X14]
--------( アークビル・京都/サンフランシスコ近代美術館・U.S.A. )
---------プロローグ展(神戸現代美術ギャラリー・神戸)
1981-----ルナティック・シーン(大阪府立現代美術センター・大阪)
---------シティ・エッセンス(シティギャラリー・神戸)
1979-----実験-34人の方法と展開展(京都市立美術館・京都)
1978-----知性と秩序-八人の造形/安黒正流企画(信濃橋画廊・大阪