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展覧会のタイトルは、立体作品のかたちとそれを取り囲む空気、それらをぐるりと見て
歩く感じからとりました。
ある意思を持った手から生み出される、形を形として成立させる、ぎりぎりのみずぎわを
見てほしいと思います。
この世界を構成する、ものとものが重なり合う、多様な境界面。すべてのみずぎわには、
人にとって生きることに必要なエッセンスの多くがかくされています。
みずぎわとは、まさに森をさ迷い歩き、出会う水辺のイメージでもあります。
作品と静かに向き合う中で自身と世界とのみずぎわをたどる、少しの緊張とよろこびに
浸ってほしいと思います。
安藤栄作/ANDO Eisaku
1961年東京生まれ
86年 東京芸大彫刻科卒
90年 大自然の中で制作生活するため、福島県いわき市に移住
92年 「NEW ART SCENE IN IWAKI / 安藤栄作展」(いわき市立美術館)
97年 第5回国際コンテンポラリーアートフェスティバル参加
2001年 「ヴァイブレーション 結び合う知覚」(宇都宮美術館)
05年 「アジアの潜在力 海と島が育んだ美術」(愛知県美術館)、
07年 「Breeze of Soul ・ 安藤栄作展」 東京国際フォーラム
09年 越後妻有アートトリエンナーレ参加
11年 東日本大震災で自宅を流失、原発事故を機に奈良県明日香村に移住
「天と地の和解 ・ 安藤栄作展」(橘画廊/大阪)
加藤悦郎/KATO Etsuro
1954 岐阜市生まれ
1978 立命館大学卒業
1999 現代日本美術展 美術館賞 (東京都立美術館等)
2001 吉原治良美術賞コンクール展 大賞 (大阪府立現代美術センター)・大阪
2001 Illusion of 6 Contemporary Artists in Korean and Japanese (Gallery Wooduck)・ソウル
2002 個展 (CAI-Contmporary Art international)・ハンブルグ
2003 第10回画廊の視点 2003 (大阪府立現代美術センター)・大阪
2004 個展 (POLLET)・ハンブルグ
1997~’09 個展、氷点下のポリフォニー (ギャラリー白、ギャラリーden,その他)
2011 resonance 響きあう3人 (森田画廊)・東京
2011 個展 (port gallery T)・大阪
原田要/HARADA Kaname
主なグループ展、その他
1998 大阪トリエンナーレ1998-彫刻 マイドームおおさか・大阪
2001 吉原治良美術賞コンクール展 大阪府立現代美術センター・大阪
「ヴァイブレーション 」展 宇都宮美術館・栃木
2003 「京都・洋画の現在」展 京都文化博物館・京都
「たがやすように−熟す画面の4つのかたち」 和歌山県立近代美術館
2005 「ユートピアを探しに」新潟県立万代島美術館・新潟
2007 「デジャヴ・ジャメヴ 原田要・山中嘉一2人展」信濃橋画廊・大阪
2009 「飛鳥から奈良へ−奈良国際彫刻展」岡本寺・奈良
2011 「奈良・町家の芸術祭HANARART」展 郡山市旧川本邸、JR畝傍駅・奈良