内藤伸彦 展「ひびのむこうへ」■2012.11.19-12.1

■略 歴
内藤伸彦/Naito Nobuhiko

 
1956 大阪生まれ
1976 京都洋画版画新人展  ('77、'78)     京都府ギャラリー
1977 京都洋画版画選抜展  ('78)        京都府ギャラリー
1978 京展(日本画)    ('90まで出品)    京都市美術館
1979 日春展(日本画)   ('92まで出品)    東京松屋、心斎橋大丸
1980 京都教育大特修美術科卒業
    日本画グループ「ん」展 ('97まで出品)   京都府立文化芸術会館
1982 日展(日本画)  ('89)          東京都美術館、大阪市立美術館
1983 京都美術展(日本画、洋画)         京都府ギャラリー
1995 個展                    茨木市民ギャラリー
1996 個展                    茨木市民ギャラリー
1997 京都美術工芸展 優秀賞(洋画)       京都文化博物館
1998 京展(洋画)  ('99、'00)        京都市美術館
1999 個展                    信濃橋画廊/大阪・本町
2003 個展                    信濃橋画廊5/大阪・本町
2004 個展                    信濃橋画廊5/大阪・本町
2006 個展                    信濃橋画廊5/大阪・本町
2007 個展                    茨木市立川端康成文学館ギャラリー
   個展 ーひびはひびー            信濃橋画廊5/大阪・本町
2008 個展 ーひびはずれるー           信濃橋画廊 apron /大阪・本町
2009 個展 ーひびのつみかさねー         信濃橋画廊5/大阪・本町
   個展 ーひびのうつろいー          茨木市立川端康成文学館ギャラリー
2010 個展 ーひびのゆくえー           信濃橋画廊 /大阪・本町
  こみまる展  大賞受賞           吹田浜屋敷/吹田市南高浜町
2011 こみまるshow 3rd.             吹田浜屋敷/吹田市南高浜町
   個展 ーひびのっかってー          2kw gallery/大阪・京町堀
2012 浜屋敷アートフェスタ2012  吹田浜屋敷/吹田市南高浜町
   個展 ーひびむこうへー    2kw gallery/大阪・京町堀

 
乾燥させた土と枝を組み合わせた、立体と平面を取り混ぜた作品7点を展示する予定です。
ひびが走る崩れそうな土板を、細い枝が支えながら、自立する、もたれかかる、寄り添う姿を
見せます。いろいろな姿をした土のひびと枝から感じる、あやうさ(緊 張)、もろさ(崩壊)、
意外なつよさ(再生)が、見る人それぞれのイメージを誘う作品です。
 粘土を乾かした、日干しレンガ状態の作品で、土が乾くときにできるヒビを生かした表現です。
ある程度ヒビを誘うことは出来ますが、こちらの思い通りには、なかなかうまくコントロールは
できません。土の表面と内部のアンバランスな状態や、内側に異物があることで、ヒビがはじまる、
ということが作品のテーマを象徴的にあらわしています。
粘土は、近くの山肌の粘土や陶芸の粘土、能登珪藻土などを混ぜて用いています。